かずしの植木鉢

理系の大学院生・かずしのブログです。思ったこと感じたことを素直に書いていきます。

0に近づくほど豊かになる。~ スペイン旅行記~

 

 

下の記事の続きです。

 

kazushi123.hatenablog.com

 

9/14 afternoon~ 9/17 マヨルカ島の青年ダビットとの出会い

 9/14:マドリードから飛行機で約2時間、私たちはマヨルカ島に降り立った。マヨルカ島バルセロナマドリードの空気と一味違った。常夏。空港の外に出ると、雲も空も夏の雰囲気が漂っていた。坂爪さんも「ここは沖縄っぽいな!!」と言っていた。

 

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私たちはホテルに向かうため、バスに乗り途中の広場で降りた。坂爪さんのiPhoneは歩いてあと15分くらいで目的地へ到着するといっていた。しかし、ホテルらしい建物が見つからない...地図に表示されている場所をぐるぐる周ってもそれらしい建物はなかった。駆けずりまわってホテルを探していると、「ひろば」とかかれた日本レストランを運よく見つけた。わたしはすぐに、お店の中に入り、そこにいたダビットという青年に話しかけた。彼は、いろいろ調べてくれて、ホテルの場所がこの周辺ではなく歩いて20分のところにあると教えてくれた。しかも、そこまで案内もしてくれるという。彼の案内のおかげで私たちはホテルに無事ホテルに着けた。

 

 

マヨルカ島に着く前、わたしたちは2~3日が別行動し、バルセロナで落ち合おうと話し合っていたのでわたしは、食事がすむやいなやダビットに泊めてくれない?といった。わたしは、明日の宿も決まってなかったしお金も少なく必死だった。玉砕覚悟。必死な気持ちの裏で別に断られても仕方ないと思っていた。

今日初めて会って2時間しかたってないし、しかも外国人だし、よくわからない!からだ。坂爪さんにも「かずし、いきなりすぎだ!!笑」と言われた。

 

しかし、ダビットからは「うん、いいよ。何日??」と予想外の答えが。

 

「まじかダビット!!ありがとう!!」と言いつつも、冷静になって、「お母さんに言わなくて大丈夫??」というと

「彼女は彼女の人生があるし大丈夫!!それに興味深いし!!」

言ってくれたおかげで、そのときから気持ちが振り切れた気がした。

 

坂爪さんは、「かずしの旅が始まるな!!」と言ってくれた。

 

その日の夜、緊張と興奮であまり眠れなかったのを覚えている。坂爪さんと無事バルセロナで会えるのだろうか。いったいマヨルカ島ではどうなっちゃうのか...

 

9/15:坂爪さんと別れ、ダビットと無事会った。ぼくらは島の中心部に行きカテドラル(お城)を観て、おいしいご飯を食べた。

 

 

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9/16:出かけようとしたらダビットのお母さんが車でいろいろ連れてってくれるという。まじか...よくわかんない日本人にそこまでするのか...とびっくりした。もう、甘えてしまおう!!すべてを受け取ろう!と決意して、わたしはその日ダビットと彼のお母さんに甘えまくった。わたしたちは市場、塩の工場、2つのビーチに行った。わたしは愛されてるなぁとつくづく感じた。

 

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透明で時には青く、ときには緑色にみえる海、きめ細かい砂、なにもかもが初めてだった。

 

9/17朝: バルセロナに戻る飛行機に乗るため、バス停に向かおうとしたら、ダビットのお母さんがちょうど起きてきた。起きたばっかりなのに、空港に送っていく、という。まじかーーー起きたばっかりなのに..ただただ、感謝。お母さんは、車だと早くつきすぎてしまう、という理由で景色を一望できるお城に向かった。

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この日も快晴。空と海の青さと、雲と船の白さが綺麗だった。。。

 

そして空港へ。ダビットとはまたマヨルカ島か、日本で会おう!とお母さんには、たどたどしいスペイン語で、お礼を言った。最後に握手。最高の3日間だった。

 

 

9/21:モスクワ

 バルセロナでは、坂爪さんを訪ねてきたRさんと食事をしたり、坂爪さんが呼ばれたイベントに参加したりして、のびのびと過ごした。最後の地、ロシアのモスクワに向かった。

 モスクワに到着し、我々は赤の広場に向かった。日陰にいると寒いが、日が照っていたので歩くと暑い。モスクワの雰囲気は、厳しさがただよっていた。

 

 ロシア語の赤は美しいという意味も含んでいるらしい。赤の広場は、とても広く、臙脂色の建物が多い。モスクワの寒さは厳しすぎるだからこそ、赤を美しいとか、見てあったかい色の臙脂色の建物を多くしたのではないか。。。そう考えると、ロシア人がかわいく思えた。

 

 驚きだったのは、美人がとても多かったことだ。なんでこんな人が店員をしているのだろう。。日本でモデルやればいいのに。とか、この人たちは同じ人間なのか?と思いさえもした。

 

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 9/22:帰国 旅行を終えて

 

 1:当初の目的は、スペインでサッカーを観る ということだったけど、一番印象に残っているのはマヨルカ島でのダビットやお母さんからのやさしさ。行くときは、こんなありがたい経験することとは思ってもいなかった。このやさしさをほかの誰かに渡していきたい。

 2:所持金が0になってから豊かな時を過ごせたのが大きかった。なにが起こっても、成り行きに任せればなんとかなるもんだ、という大きな自信を得られたと思う。

 

 

次に海外に行くとしたらアジア。クアラルンプール、台湾、タイに行ってみたい。